※5/8 ちょちょこ訂正

あまりに暇なのでね。どうせなら今しかできないことをしようと思いまして、某大国の某動画サイトにて2016年のエリザベートを2パターン(城田・花總・成河・京本*1古川版と芳雄・花總・山崎・古川版)を視聴してしまった(城田版は端折った部分あり)。
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そもそも私は、1998年宝塚宙組公演(姿月あさと・花總まり)と、2004年東宝梅田コマ劇場公演(一路真輝・山口祐一郎)を観劇している。ちゃんとしたミュージカル(地元で子供がやるのとかは観たことあるよ!)を観たのはこの2つのみですので、なんとなく覚えています。

そして、2016年版を観て声に出して「ああーーーッ!!!!」と心底驚いたのは、トートとルドルフのキスシーンッ! なんとしたことかッ! しかも最初に観たのが芳雄&古川の同じ身長チューwww
なんだなんだいつからチューするようになったんだ*2、お母さんは許しませんからねッ?
そしてその後城田&京本大我*1古川を観たけど、長くないか?っつーくらいのチューだった・・・。

これってこれって・・・。完全にサービス演出ですよねぇ。。。。。。。

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さて。内容の考察です。内容に関しては、史実の問題か元のミュージカル(ウィーン)の問題かもしれませんので、あくまで表面だけ視聴した者の意見として流していただければ幸いです<(_ _)>

①エリザベートに感情移入しづらい問題
 最初の方はいいですよ、無邪気でおてんばなシシィがすぐ旅に出かけるパパに憧れていて、鳥かごのような王室に嫁ぎ心折れかけるけど息子を取り戻し『自分(自我?)』を得る、という所までは。
 せっかく皇太后から取り戻した皇太子ルドルフを、その後ほったらかしにしちゃうんですよ。しかもその放浪行動も全然感情移入できない(ただ帰りたくなくて時間をつぶしているサラリーマンの様)。
 若い時に映画『風と共に去りぬ』を観た時に、同じように感情移入できなかった。妹の婚約者を奪って結婚し資産を得たり、強引と思われる行動で南北戦争の戦火を生き抜いていくんだけど、手段を選ばないやり方に共感できなかった。が、もうちょっと歳を取ったら、戦争時に生き抜くということはああいうことなんだと理解ができた。がしかし、エリザベートは死ぬか生きるかという環境ではない(戦時中ではないという意味でね。生死の間を行き来するっつーのはこの話の核ですけどね)。愛しい息子をほったらかしにしてまでの放浪の理由が描き切れていない?? 『自分』のことしか考えていない風にしか見えないです。。。

②ルキーニが出ずっぱりで大変な役問題
 ある意味ルキーニが主役ですよね? ミス・サイゴンでいう所のエンジニアですよね?(観たことないのに決めつける) まあちょっと無理があるかw しかし出ずっぱりで大変というのは本当で、休憩がほとんどできないよね? 多分トートはお茶とか裏で飲んでるよ。 ロバートのコント『1800万回公演の忍者』ばりに、パッと出てお客のハートを鷲掴みにしてるトートを苦々しく思ってるよ?
なーんてのは妄想だけど、今回見直したらトートもなかなか神出鬼没。医者に扮したトートはちょっと堪えるのに苦労したw
ルキーニに戻るけど、育三郎ちゃんや成河ちゃんお疲れ様。長年ルキーニだった高島兄(これは私も観劇してますぞ?)に改めて敬意。 



③それでも日本国御婦人のハートをワクワクさせる要素がてんこ盛り問題
 少々批判的なことも書きましたが、そんなことは関係なくこのミュージカルが20年も人気を持続しているのかを考察してみますと。まず日本では圧倒的にご婦人の観劇が多いんですよね、ミュージカルって。ご婦人っていうのは、素晴らしいドレス(広がってれば広がっているほど良し)と素晴らしいイケメンと上品と豪華と悲劇が大好き。そしてこの作品の決定打はダーク・ヒーロー(=トート)がいるということ。お嬢様は悪い人に惹かれるっていうのは世の常です。 よって日本のご婦人心をがっしり掴んで離さない作品となっているのです。 皇太子ルドルフ役は将来を期待される若きイケメンで、ルドルフとトートがキスをするっていう*2演出もご婦人のため(笑) エリザベート役はとにかく美しい人でなければ許されないし、品がないと完全アウト。 花總さんは伝説のエリザベート(日本初演の宝塚版でエリザベート役)なので別格です。が、とにかく皇后役にふさわしい容姿を保たれてるのが素晴らしいですね。
この作品はウィーンで生まれましたが、史実を元にしていて王室の伝統を批判的に描いていることで王室のあるイギリスなどでは上演されないし、アメリカのブロードウェイでもウィーン発の作品はほとんど上演されないそうです(重苦しい伝統のものはウケないそうです)。 多分ウィーン以外でモンスターのような人気を博すのは日本が断トツと思われます。


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以上を踏まえると、2020年のエリザベートはさらに楽しめ・・・るはずだったんですが(育三郎ちゃんがトリプルキャストで初トート役)、コロナの影響で全公演中止となってしまいました。
劇場というのは(特に帝劇など大きい所は)3年先まで埋まっているそうなので、このキャストのエリザベートをそのまま来年に、というのは元々決まっていたのでなければ難しいのかもしれません。 しかし是非このメンバーでやって欲しいなぁ。 それと気になるのは今後のトート役です。小池先生(演出家のえらい先生。日本版エリザベートの生みの親)的には、城田トートがストライクだったのかなぁと。でも城田君は多分断ったんじゃないかと(推測)。 芳雄トートは興行的にももうしばらくいてもらうんだろうけど、古川トートを小池先生はどのように評価していらっしゃるのか。育三郎トートが成功したとしたら挿げ替える気なのか。。。? そのためのトリプルキャストだったのか、まさか芳雄がもう降りる準備をしているんじゃないよね? 山口トートばりに長くやって欲しいと個人的には思うんですが。・・・と、何十回も観劇している人みたいに考察してみました♪



※訂正
*1
言い訳だけど小さい画面で観ていたからてっきり京本君だと思い込んでたけど、もう一回画面を大きくして観てみたら古川君でした(;'∀') 城田君が大きいので(190㎝)古川君が小さく見えたんですよ(古川君182㎝)。

*2念のため調べてみたら、なんとキスシーンは最初からあったそうじゃないですか! 全く全然覚えとらんでしたわ。。。(多分知らない男たちのキスシーンを客席から見ていてもそう驚かなかったのでしょう。もしかしたらキスってわかってなかったのかも?)