最近はとんと新しい本は買ってないんですが、寝る前は本を読んで眠気を待つという習慣があります。ジャンルとして多めなのが警察小説。推理に重きを置く訳でもなく、警察内部とか犯罪者との心理戦とかのリアルな描写が好きなのです。
横山秀夫先生作品(『半落ち』『クライマーズ・ハイ』←これは新聞社の話か)も大好きですが、1番は高村薫先生です。やはり合田刑事シリーズが秀逸で、1番好きなのは『マークスの山』です。で、『レディ・ジョーカー』は高村熱が最高潮の時期だったのでしょう、買ったことのないハードカバー上下巻で所有してまして、あまり読み返してなかったんですよね。(私は気に入った本は繰り返し読むので。記憶力がないのであまり覚えてないしw)
そして映画化されたものをレンタルして見た記憶がある。とても残念な感想しか覚えてなくて、それで原作本も読み返さなかったと思われる。
で、今回WOWOWプラス(CSにチャンネルあり)さんでまとめ放送していたドラマ版を視聴して、とても面白かったので、映画との比較も入り交ぜて感想をば。(ついでに他の合田シリーズ映像化の比較も)
2013年・全7回。
合田雄一郎刑事・・・上川達也
加納祐介検事・・・・石黒賢
半田刑事・・・・・・豊原功補
物井清三・・・・・・泉谷しげる
布川淳一・・・・・・板尾創路
松戸陽吉・・・・・・金子ノブアキ
高克己・・・・・・・高橋努
城山社長・・・・・・柴田恭平
八代記者・・・・・・山本耕史


出演者で重要な役はまだまだありますが、私的重要人物だけ抜粋。
ドラマ版は主役が合田刑事で、まずホッ。映画版は物井老人が主演扱い。高倉健さんですからね、そういうことになったかなと。またこの物語は被差別部落問題を扱っているので、そこを主軸にしようと考えたのでしょうね、犯人側の立場で作った映画でした。から、原作ファンとして見たら「あら?合田さんの存在感は???」ってことで拒否反応を起こした訳ですよ(合田さん役; デビューして数年の徳重聡さん、まぁ健さんに太刀打ちできる訳がない)。
で、合田刑事役; 上川さんはまぁ合格(笑) イメージはもう少しスラッとした感じなのよねぇ。でも映画版『マークスの山』では合田役=中井貴一さんでしたから全く合ってなかった! 合田さんはマークス時で33歳、『照り柿』の次がこのレディですから、なんとなくですが36歳位なのかなぁ。まぁ35~6として上川さんは当時40代後半? やっぱりなぁ😅 (ちなみに映画版マークスの山の貴一さんは出演時34歳!!? 年齢はピッタリだったがキャラが全く違った!)
そして原作ファンの特に女性ファンは、合田さんと加納さん(合田の元嫁の双子の兄で大学の同期)にBL要素を汲み取っていまして(笑)、私は最初気付かなかったのですが、考察サイト等合田オタクの主張を読むとなるほどねと思ったり。
まぁドラマでもそこまでの匂わせはなかったですが、嫁と離婚しているのに元義兄と仲が良すぎるわなぁ。でも元々が大学山岳部の親友だから不自然ではないし。・・・という感じで合田ファンが多いし高村先生も思い入れが強いキャラだと思うので、映画版レディのように主人公を別の人物にというのは、この作品ではあってはならない。それとやはりこの作品は2時間では収められないよねぇ。犯人側が犯行に至った経緯と、被害側の企業内部の描き方と、警察内部のゴタゴタと、マスコミがネタをスクープする経緯と、全部必要だから。
これからまたハードカバーの原作を読んでみようと思います。俳優のキャスティングと演技プランがちゃんと合っているのか?w 物井老人役の泉谷さんは多分ドンピシャ。健さんじゃ大物感出過ぎてさびれた薬局の店主・・・を装うスパイみたいになっちゃうよねw 布川役と陽ちゃん役はあまり見せ場がなかったようなんだけど、原作ではどうだったかなぁ。このドラマで見せ場があるオイシイ役は主演の合田役はもちろん、犯人の半田役=豊原さん、社長役の柴田さん、記者役の山本さん、存じ上げなかったけど犯人の高役=高橋さん、かなぁ。警視庁の合田の元上司?元同僚?ライバル?役の津田寛治さんも見せ場があったなぁ。
日ノ出麦酒社長役の柴田さんは私の年代だと圧倒的に『あぶない刑事』のユージ役のイメージが強くて、演技派なイメージはない。が、スマートで良き家柄の社長をそのままで体現し、苦悩を吐露する場面では涙を誘われた。 半田役の豊原さんが一番いい役だったよなぁ。
なんでも健ちゃんが出るならどの役?と考えてしまうのはオタクのビョーキと考えてくださいw すぐできそうなのは陽ちゃんだろうな(もう年齢的に無理なんだけど。20代だから)。 半田役とかできるなら嬉しいけど、チラッとでもキラキラ感・王子感が出たらダメなんで、今の健ちゃんは無理かも(キラキラが抑えてもダダ漏れるから。顔も童顔過ぎるし)。

コメント