健ちゃんはほとんどがガイジンさーんを演じますので、こういう和物は珍しいですよね! 若い時に【阿国 OKUNI】というミュージカルに出ていたそうですが(木の実ナナさん主演)ビジュアルを一回も見たことないので扮装がわかりません。それと、テレビドラマで【新解釈・日本史】に出ていまして(演出;福田監督、主演;ムロツヨシさん)つい1月ほど前CSで放送していましたので録画しましたが、こちらはまぁドラマですし森蘭丸や佐々木小次郎をかわいらしい(?)時代劇扮装で演じていました(ちなみに駆け出しだったと思われる吉沢亮君も出ていました。やはり男前でしたw)。
で、今回のきじるしの王次の扮装ですが、以前にも書きましたが死ぬほど男前です(真顔・2回目)。で、やくざ者ですので髪型がちょんまげや月代(さかやき、というそうです!てっぺん剃った頭)ではなく、ポニーテール?www あれがまた健ちゃんに激似合ってるゥ~♪ メイクも和な赤いシャドー的なものが入っていて、アイラインも和な感じで素敵~~~~ハート黄
そして着流しッ!で踊るからチラリズムの洪水ーー!(ま、見えているのは健ちゃんだけではなく男性で踊る人全部ですがw)
そして着流しでの殺陣も決まってますッ!
要するに見た目=完璧、ってことです。

さて細かく思い出してみましょう。
なにせ登場がど派手に客席から! 観客がいなかったからいいようなものの(?)、公演中に通路沿いのファンは失神しなかったのでしょうか? その登場中の歩き方もやんちゃ感あふれていてよかったですねー。 ところで皆さんは『きじるし』って意味知っておられました? 私は知らなくてやはり調べましたw 現在は差別用語になるのかわかりませんが、『キチガイ印→キ印→きじるし』ということなんだそうです。これって、両親の騒動前からの名前だとしたら問題ですなぁ。。。w
さて客席から登場した王次は舞台に上がり派手な音楽と照明とで軽快に踊り歌いますッ! アンサンブルの女郎さん方と一緒ですからまぁ華やかなこと! 加えて若手男性陣も加わって、ザ・ミュージカルな場面ですねぇ! ただ、歌詞が『処女』にこだわっているのが私には疑問でしたので、何かの作品と引っかかってるのでしょうね。 「あはーーーーーーーーッ!」と歌う所、「あ」と「は」が1オクターブ違う印象的なフレーズで、私はしばらく頭の中が「あはーーーーーーッ!」の繰り返しでしたw
そしてシモ場面(!)をちょっと挟みますが、次のコミカルな場面にすぐつながっていきますので、シモがお嫌いな方はちょっとだけ我慢しましょうw

そのとあるコミカル場面(ここは一生さん扮する三世次との数少ない間接的ながら一緒の場面です)の後はハムレットがっつりな場面。まずは母親と叔父(継父)への疑念を歌う『問題ソング』。 コミカルと言えばコミカルなんですが、芝居歌としてセリフのように歌う技術はさすがです! 歌の技術が光るなぁと聞いてしまいました。 お冬とのやりとりは、まんまハムレットかと。セリフの言い方がシェイクスピア俳優だなぁと感じました。 で、木場さん扮する隊長との〝to be,or not to be,that is the question. ” の翻訳合戦(?)も見どころの一つです。

そして歌詞と曲が特に秀悦だなぁと思う『賭場のボサノバ』。これはアンサンブルさんが歌うのですが、曲がボサノバで(ですよね?)おしゃれで、歌詞が「賭場の場のボサノバ♪」と韻を踏んでいてまたおしゃれ。ここで王次とお光(唯月ふうか)が出会います。

色々あって場面は魔女たちの闇鍋へ飛びます。私は【メタルマクベス】で3人の魔女が大きな釜で何かをかき混ぜている場面を見ていますから特に違和感はなかったのですが、それを知らないと「なんで急に魔女?なんで大釜?」と思うかもしれません。(でも魔女はずっと前の場面で出てきて幕兵衛と三世次が予言を受けるというのがあるから、違和感はないのかな?)ここでも王次が出てきます。お光と共に人形浄瑠璃の人形のような設定で、魔女が採ってきた浮気草(惚れ薬)によって2人がひかれあうようになるのです。ここは【夏の夜の夢】が入っていると思われます。で、この人形に扮した王次とお光が実に人形っぽくて2人とも綺麗♪ そしてこの魔女たち(婆です)は、今まで散々女郎さん達として色気をふりまき歌い踊っていたアンサンブルさん達なのです! 婆にしか見えませんッ! いや本当に一人一人の役者さんの能力が高い! 歌がまず上手いし、めっちゃダンサブルに着物で踊るし、演技もこの通り何にでもなれる。気になるのは健ちゃん扮する王次と文字通り絡む(w)のはどなたなのか、私には判別できませんでした^^ ちなみに男性アンサンブルさん達も百姓衆とやくざの子分衆とで全く印象が違う扮装をしていますし、役名が付いているプリンシバルの方がアンサンブルとして集団で出ていたりして、印象より大分出演者が少ないッ! 1人の役だけなのはたった5人で、後は2役以上(5役されているかたも数人w)の演技派が揃っています。

さてさて、王次の魅力爆発の場面その2(No1はやっぱり最初に歌い踊るあそこだなー)くらいの場面、出入りで王次は殺陣をものすごい勢いでやっていきます。若親分っぽくて素敵だわぁハート黄 切りながら一目ぼれの相手・お光を探していると、魔力でお光は突然「王次ハート黄王次~~~~♪」と色狂いwになり、アホっぽいジュリエットとなりますw 同じくアホっぽくなった王次とラブラブになったのですが、それがシャルルになるんです(笑) これはサービス演出なんですかね???
ここで出入りは訳あって突然終了し1幕も終了。

王次は2幕の最初『間違い続きの花の下』で、割とあっけなく死んでしまいます。
健ちゃんはその後清水港の次郎長役で出てきますが、まぁ特に目立つ役ではありませんw
ということで、ほぼすべての健ちゃんの感想を書いてしましました( *´艸`)(おとっつぁん幽霊とのコミカル場面は、言葉よりも見て欲しいので割愛しました。ちなみに父の亡霊のくだりはハムレットにあります、決してコミカルではないでしょうがw)
王次の役は歌って踊り、シェイクスピア劇のようなセリフをよどみなく早口でしゃべらなければならず、18歳の華ある男前に見え(笑)、コミカルもできて殺陣もできなければならないことを考えると、浦井健治にしかできないじゃないか!ということになるんですよッ!


さて⑤は一生さんはじめ健ちゃん以外のキャストさんについての感想など書いていく予定です☆


#天保十二年のシェイクスピア #浦井健治 #きじるしの王次