2002年/日本映画
原作/佐々淳行『連合赤軍「あさま山荘」事件』
脚本・監督/原田眞人
多分以前放送された時に観ていますが、改めて。監督さんが私の大好きな『クライマーズ・ハイ』の方! うむ! こういうのお得意なのね! すごくリアリティある感じなの。結果を知っているにも関わらず手に汗握るんです。 面白かった!
原作は、家族が読んだのを読ませてもらった。佐々さん、よくテレビにも出たりしておられたからね、カメオ出演もすぐわかっちゃった! 調べたら2018年にお亡くなりになってました。合掌。
要するに小説ではなくドキュメントな原作。作戦の最前線にいた方からの目線で描かれています。1972年の事件で当然私は知らない(生まれてるか生まれてないかは微妙な所なのでぼかしておきますw)。で、そのドキュメント本ですが、小説のようで読みやすかったと記憶しています。堅苦しくない。当時の警察トップ・警察庁長官=後藤田正晴氏のことを割とボロクソに(ま、愛ある悪口?w)書いていたような^^
警察側からのみの描き方なので、最後に確保されるまで赤軍派は一切姿を見せません。それがまた怖いというか。なんつっても武装がね、ライフルとか鉄パイプ爆弾?(よく意味がわかっていませんが)とか、何よりも実弾を山ほど確保してあるっていう情報が得られているから、まぁ怖い。それに加えて冬の軽井沢=凍死の心配も必要な極寒も怖いし。
一番は地方県警と警視庁(大きな事件だから警察庁が警視庁を長野に派遣)とのせめぎ合い。 あのね、私は警察小説が好きなので知識だけは割とありますが、本当に警察という組織は時代遅れも甚だしいプライド集団でして。この事件が1972年、作品が2002年、大雑把にいえば50年前のお話ですが、多分今も警察という所は変わっていないと思いますよ。どこのシマの事件だとか、階級がどうだとか、はたまたキャリア組になると東大卒かそうじゃないかでまたせめぎ合いがあるとかですね、どーでもいいことでやんややんややってる組織なんですよ。私は小説を読みながら「馬鹿だなぁ」と思いつつ、現場で地道に捜査をする主人公とかにエールを送る訳(笑)
話を戻しますが、ただでさえ厄介な赤軍案件に、内輪もめでスムーズに事が進まない。(まあでもこれもね、警視庁側からの目線ですので、県警側にも色々言い分はありますよ) 最後は現場で様々な混乱が生じて、結果殉職者2名(&民間人1名も死亡しますが、これはね、映画みてね)、負傷者27名、10日間の攻防の末の大変な事件となった。
唯一のオアシスは主人公佐々局付の奥さん役で天海さんが時折電話シーン等で出る所。(クライマーズ・ハイでは尾野真千子さんが原作では男性だったのを女性に変えて演じたのも同じ理由かと) やはりね、緊迫した内容には時折オアシスが必要です。画的にも(オッサンばかりの画面は2時間は辛い!)。
#あさま山荘事件
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