1989年・アメリカ映画
監督/ピーター・ウィアー
出演/ロビン・ウィリアムズ、ロバート・ショーン・レナード、イーサン・ホーク


いまを生きる

もちろん若かりし頃、観ました(ビデオでですが^^)。
そして昨日WOWOWで放送しててつい観ちゃったんですよね(観るぞー!というんではなく、なんとなく)。 あまりあらすじを覚えてなかったんですがね。
(以下ネタバレですもちろん)

舞台は50年代のアメリカ。 優秀な全寮制の男子高校にOBである教師キーティング(ロビン)が赴任してくる。
昔のおぼっちゃん学校なのでなにしろ堅苦しい。 先生や親や規則に縛られ&従順な生徒にキーティングは「教科書を破り捨てろ、机の上に立って視野を変えろ、周りをよく観察しろ」と、自分で考え行動する喜びを教えていく。そんな中で演劇に喜びを見いだしたニール。しかし公演前日に父親に知られてしまい、「舞台には立つな。わかったな」と一方的且つ威圧的に迫られたニールは「はい。」と言ったが、結局舞台に立った。大成功。 それを知った父親は激怒しニールを家に連れて帰り「学校は辞めさせる。陸軍に数年入った後、医学部に入り医者になれ」と。 「終身刑だ!」と反発したが「私がどれだけお前に犠牲を払っていると思っているんだ。期待を裏切るな!」と、血管も切れんばかりに威圧。母親はただおろおろと見守るしかなかった。

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あ、これはもう死ぬな、と思った。
結局、父親の書斎で父親の拳銃で自殺。
父親は「私の息子が! なんてことだ!」と抱きかかえ泣き崩れる。

そうなんです。この父親はこの父親なりに息子を愛してたんです。親の立場になって考えてみると、全寮制の学校に入れて医学部に入学させるということが、どれほどの経済的負担かということと、この父親も医者だった場合(ちゃんと観てなかったから不明)、やはり息子も医者にしたいですわなー。医者の道こそ幸せの道! わからんではない。それに、演劇とか役者とか目指して、どれだけの人が成功するというのか、親だったらやっぱり心配してしまうのは解る。 がしかし。
この父親の場合、蓋が密閉していました。隙間がなくあそびがなく、息子が全く動けない。ガチガチ。支配者です。 昔の父親によくいたタイプですよね。今でもまだいるでしょうがね。

誰のせいでニールが死んでしまった?

父親はやっぱり演劇なんかやらせた学校が悪い、という方向に行くんですよねー。行くでしょうね、こういう人なら。 すると厳格で規則まみれの学校は、そりゃー型破りの教師に矛先を向けますわね。
そして、キーディングを慕う生徒たちはまだあまりにも子供だった・・・。 学校の包囲網に逆らえず(逆らえば退学ですもん)キーディングに唆されたという趣旨の文章に署名させられる。
ま、キーディングは学校を去ることになります。最後はまぁアメリカ映画なんでちょっとした救いはあります(笑)

しかし私は昨日観て(要するにおばはんになって改めて観て)、これは現代の日本の学校にも通じる大問題でもあるなぁと考え込んでしまったのです。 規則とか親の期待っていう理由ではないにしろ(それもあるか)、今の生徒は閉塞感半端ないですよねぇ。 それで何か問題を起こせば学校に矛先が向く。 本当の大事なことを金八先生ばりに熱血で教えようが、簡単に教師の首が飛ぶ時代なんですよねぇ。 簡単にいじめがありクスリがありパパ活ママ活があり子供が傷ついていくんですよねぇ。 どうしたもんでしょ?


それでも私は、クソみたいな世の中であっても、生きる価値はある、と思っている。
私のモットーは『生きてるだけで、丸儲け』(by明石家さんま)なのでw
生きる意味はなくとも、生きることそのものに価値はある、はずw