連日のスケートネタ^^ 備忘録なんでね。

改めて。
ソチ五輪が本日閉会式を迎える。今朝未明はフィギュアスケートエキシビションだった。
男女シングル・ペア・アイスダンスの上位5組が出場する中、男子6位の大ちゃんと女子6位の真央ちゃんが特別枠で出場した。

これは他の選手が6位でもこうなったのだろうか。
なんだか私は、大ちゃんと真央ちゃんだからこそお声がかかったと思いたいのだ^^

真央ちゃんの曲は『スマイル』。笑顔いっぱいのキュート&セクシーなナンバーだ。インタビューでは「くじけそうなときも辛いことがっても、笑顔って素晴らしいんだよということを伝えたい」と。

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天才少女と言われて注目され続けたスケート人生は、特にバンクーバー五輪からの4年は〝くじけそうにも辛くもあった”だろう。
バンクーバーでは合計3度のトリプルアクセルを決めながら、銀メダルに留まった。いわゆる〝質”が悪いとか〝回転不足”とか、そういうことだろう。が、女子で誰も飛べない、それを3度も成功したにしては、あまりにもな点数だった。無難な要素を完璧に演じる、それも素晴らしい事だろう。しかし、挑戦者に対する評価ってないのかな、と思った。

タラソワコーチに対しても、色々思った。まず曲。SPもFSも、曲が重く真央ちゃんらしくないなと。そしてコーチとして側にいる機会が少なかったと聞いた。

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そして真央ちゃんはソチに向け、ことごとくエッジエラーを取られるジャンプを根本から直す決心をする。コーチは佐藤信夫さん。小塚選手のコーチとして特に有名だ。最初の2年はズタズタだった。そして3年目。ついにトリプルアクセルを封印する。佐藤コーチの意向だったように思う。私は、この作戦はよかったと思っている。真央ちゃんは、トリプルアクセルだけが取り柄ではないからだ。案の定、3アクセルなくても点数が獲れるようになった。が、調子が上向きになってきた矢先の、母の死。

このことについては、何をコメントしても上滑りになるだけなので。。。

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2013-2014シーズンのGシリーズは完全優勝となった。だが、3アクセルのクリアな出来とはならなかった。それでも貫禄の優勝。メダルに一番近い人物になった。
が、全日本選手権では崩れ、まさかの3位。

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ソチでのSP、ジャンプ3要素の内、得点源上位2要素が大崩れし、16位。金メダルは絶望的となった。
そういえば、団体戦にも出たっけ。同じくSPに出場し、3アクセルを転倒した。

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ここまで書いただけで、「くじけそうなときも辛いことがあっても」立ち上がることができるのか、と思いたくなる。


フリー演技。
浅田真央は、立ち上がり、飛んだ。前人未到の世界に飛躍した。アクセルを含む全種類の3回転を、すべて跳んだ。

日本人だけではなく、世界中の人が息をのみ、彼女の演技に見えるはずのないものを見て、心を震わせた。





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今にして思えば、タラソワコーチと出会い、重い曲での演技と死ぬ気でやれと言われたステップが、彼女の一番の武器になったのではないのか。彼女はジャンプではなく、ステップで違う世界に羽ばたいたように、私は見えた。バンクーバーのあの曲が飛躍の始まりだった。ラフマニノフ。

そして、佐藤コーチと共に取り組んだジャンプの改善。それまでは全種類の3回転などとても飛べなかったはずだ。佐藤コーチに引き受けてもらって、本当によかったと思う。

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常に、常に、自分に課題を課して努力を続けた浅田真央。日本人のみんなが親戚の叔父さんや伯母さんと勘違いしおせっかいに見守り続け窮屈な生活だっただろうに、笑顔を絶やさず失言もなくきちんと対応する品格。だから余計に、終わった後の天を仰ぎながら涙する姿に感動した。

どんな道に進もうとも、応援しよう!(なにせ親戚のおばちゃんだから!)

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大ちゃんのエキシビション、やはり群を抜いていた。あの世界観、ひとつしぐさを始めただけでぐっと引き込まれる。
技術では羽生くんに及ばないかもしれない。4回転も安定しなかった。そしてまさかの時期に怪我。でも、バンクーバーでの銅よりいいメダルを、取って欲しかったのが本音。

大ちゃんのスケートを見るのが大好きでした。
大ちゃんのこれからを、親戚のおばちゃんとなって見守りたいです^^

本田武史・・・ソルトレイク5輪4位
高橋大輔・・・バンクーバー5輪銅メダル
羽生結弦・・・ソチ5輪金メダル

築き上げてきましたねー。




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ああ、誰も見ないブログにぶちまけることで、すっきりした☆