私的、映画やミュージカルやスケートのこと☆

好きな映画の紹介やテレビ・お笑い・スケートなんかの思ったことを不定期でつぶやきます^^ コロナ禍でミュージカルにハマったので最近はミュージカルのことばっかです( *´艸`)

2020年05月

なんと芳雄のおかげで昨日は読書で泣くというすばらしいプレゼントを貰った。


芳雄は『ダディ・ロング・レッグズ』という2人芝居ならぬ2人ミュージカルを過去3回やっていて、今年の9月にも再演が決まっている。
このミュージカルは、いわゆるミュージカルっぽくない(言ってみれば『エリザベート』とは対極な)ミュージカルで、派手な演出もなく内容も基本的には手紙を読み上げるという形で進む。しかしよくできている。暗転せずに舞台上の大小取り交ぜたトランクや箱などを出演者2人が動かしたり積み上げたりしながら大道具として使う。歌いながら、だ。芳雄扮するあしながおじさんの書斎がセットの大半を占めているのだが、ある場面になると本棚の隙間から夏休みに過ごす大自然の風景が見えるようになっていて、一瞬でその場面に観客は誘われる。
芳雄はどこまでも足が長いのでとてもこの役にハマっている。上流階級のぼっちゃんというのもとても似合う。ジルーシャ役は坂本真綾さん。こちらもとてもハマっている。制作陣もお客さんもそう思うのだろう、初演からずっとキャストが変わらない。そして音楽は3人(ピアノと?でっかい弦楽器?と?バイオリンだっけ?)きりなんだけど、とてもこれに合っていて素敵でした。

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それでですね、私はあしながおじさんのアニメも見ておらず、本も読んだことがなかったものですから、そんな結末だったのか!とちょっと内心驚いたんです。
原作読んでみたいなーと思い、『あしながおじさん』『続あしながおじさん』をアマゾンで注文し送られてきて読んじゃいました~♪
『あしながおじさん』は芳雄のを観たばっかりだったので内容も頭にギュンギュン入っていて一気に読めました。なんだったらミュージカルよりあっさりした結末でした。ジルーシャからの手紙のみで進みますので仕方ないかな。ミュージカルはあしながおじさんの感情も歌われますからね。


『続あしながおじさん』は半分越すまで非常に読書に苦労いたしました。こちらも主人公・サリーの手紙のみで進みます。サリーはジルーシャ・・・いえジュディ(ジルーシャは孤児院で付けられたこの名前が嫌で大学時代からジュディと名乗っている)の大学時代の寄宿舎での親友で、ペンデルトン夫人となったジュディからの依頼でジョン・グリア孤児院の院長として改革を頼まれました。
サリーの手紙のあて先はジュディが主ですが、同時に赴任した孤児院の委託医師マックレイと、恋人の政治家ゴルドン・ハロックにも書かれます。
で、前半になぜ苦労したかというと、ほとんど孤児院の出来事を綴っていて、そりゃー問題山積みっていうのは理解するけど、これが延々書かれていたらもうお腹いっぱいだなーと思っていたのです。がしかし、どうやら委託医師マックレイは若く、手紙上でもサリーは丁々発止とやり合う様子で、あれ?これってどっちと引っ付くんだろう?と気づいてからはドキドキワクワクして読み進めました。そしたらなんと後半に兄ジミーの知り合いという形でもう一人素敵な人物・銀行員のパーシイという行動力抜群な人が孤児院に色々協力してくれて、ええーーー、3人ーーー?誰と引っ付くのー?なんて興奮してしまってw もちろんネタバレなんですが、これはもう最初から分かっていたことでして、私がそれに気づかなかったってだけなのです。なぜなら原題が『dear enemy』となっていまして、サリーはマックレイ医師によく「親愛なる敵様」という始まりで手紙を出していましたから。

後半は実にドラマティックで、ええーーーーッ!と声を上げた所が3箇所、泣いちゃった所が2箇所?もっと?とにかく前半を辛抱するとwとても面白い本でございますよ!


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最初はちょっと苦手な感じ、と思い視聴を早々に止めていたのだが、とにかく芳雄中毒なので観るものがなくなってきて(ほとんどの映像を見たのでw)、再挑戦して観た。

もうね、色々な感情がごっちゃごっちゃしてしまって、ここに書かないと仕事に支障をきたすので(笑)、まずは芳雄に特化した感想を、そしてその2では内容(多喜二さんのこと、右・左の事等)について書こうと思う。その2が書けるかなぁ。

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2009年初演、再演は同じキャストで2012年(ちなみに再再演は2019年でキャストは2人チェンジ)。井上ひさし作。昭和初期の作家・小林多喜二の29年の生涯を6人のキャストと小曽根真のジャズピアノのみの演奏で繰り広げる音楽劇。いわゆるミュージカルではない。


芳雄は小林多喜二を演じる。 小林多喜二? ああ、何年か前になぜか流行った『蟹工船』の作者か。未読。・・・お察しの通り無知の境地で視聴。 史実なのでネタバレではないと思うが、多喜二は獄中で拷問死させられる。が、その場面はなく、最後の場面でキャストのセリフで少し触れられるだけ。ただ、そのちょっとの描写で号泣。それはそれまでの物語がハートウォーミングで登場人物のそれぞれが頭の中で生き生きと生きていたから、もう、感情移入がハンパなくて。やはり私は一応女なので、姉のチマの心中でもう泣けて泣けて。
あ、内容はそこそこに芳雄のあれこれ感想を。


①音楽劇というジャンル
 そういうジャンルがあるのかー、なかなかいいね、これも。やっぱりどうしても芳雄がちょっとでも歌わなかったとなると損した気分になるから(爆) ただし、朗々と歌い上げることはない。独房のシーンで、かなりのだみ声で歌ってた芳雄君、おばちゃんはあなたの声帯をまず心配しましたよ。 しかし、心情を絞り出す歌声っていうのはやはり、心がぎゅっと捕まれます。


②芳雄が男盛りでびっくりした
 組曲虐殺
その独房のシーン。舞台といえども、DVD化するんだからアップもありまっせ。かなり長い時間このアップがあったので、化粧をしていない芳雄の顔をマジマジと見た・・・・。 アシンメトリーな目。前から気づいてはいたが、かなり違う(※1)。私は片方ずつ手で隠して見てみた。・・・・・どっちもカッコええ・・・・・。 そして口。口角が笑ってなくても上がっているのがねぇ、いいよねぇ。。。

なんか、今まで見た中で一番カッコよくないか???・・・年齢を調べてみると、30歳(2009年)。 人間、28~32歳くらいが一番カッコよくない??? まあ人によるけど(笑)

最初、石原さとみが恋人役とは知らなかったので(彼女の演技もなかなかやるねぇ、ただのかわいこちゃん女優じゃないんだ)、石原さとみの毒牙(相手役キラーなのでね💛)に掛かってないよね???と心配しましたw

追記※1・・・『雌雄眼』というらしいです。雌雄眼の男性の特徴・・・
野心家、二面性がある、イケメンで女性にモテる、穏やかで平和主義、粘り強く忍耐強い、振る舞いが社交的、新しい環境に慣れるのに時間がかかる、頭がキレる、落ち着いていていつも冷静、マイペース・・・すべて芳雄に当てはまってない????!)


③演技力もあるじゃない!
 蜷川さんの『ハムレット』は完全ストプレで自分の演技力に関して打ちのめされたっていろんなインタビューで言ってましたのでね、実は『ハムレット』も芳雄の場面中心に見ましたよ。すごく重要な役に抜擢されてんじゃん! 全然ちゃんとやってたよ。・・・しかし藤原達也があまりにも天才なのでねぇ。ちなみに芳雄この時24歳。 やはりね、6年の間に様々な経験をされ
飛躍的に演技力だって上がってますよそりゃー。 この舞台観た人に聞いてみたいよ。すごかった? 芳雄すごかった?って。
もちろん、多喜二の壮絶な人生を演じるのですから、もう意気込みと気迫がね、ムンムンと出ますよね。 
あ、演技力といえば姉チマ役の高畑淳子さん。舞台出身だけあるねー、コミカル担当で笑いを運ぶんですが、やはり最後の多喜二の亡骸を語るシーンは涙を抑えることはできませんでした。持っていかれた・・・・。


④小曽根真さんのジャズピアノとキャスト6人と井上ひさし
 小曽根真さんというピアニスト、実は知ってました!(お名前だけ♪) 実家のある町の小さなホールに演奏に来られたことがあるんですよ~~~~! こんなことなら聴きに行っとけばよかった!
こんなすごい方とは知らなかった! キャストの神野三鈴さんが奥さんだそうで!
神野さんもよかった^^ 三谷作品でちょこちょこお見かけする女優さんですよね。そして特高刑事役のお二人もよかった。とにかく面白い!(年配の方は顔も♪)
俳優6人とピアニスト1人の音楽劇。 井上ひさしさんもよく知らなかったんですが、重い題材をコミカル&ちょこっと涙の仕上がりにするんですから、まいった本当に。演出家の方の力量なんですかね。


今思いつくのは以上! 思い出したら追記します☆


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※5/8 ちょちょこ訂正

あまりに暇なのでね。どうせなら今しかできないことをしようと思いまして、某大国の某動画サイトにて2016年のエリザベートを2パターン(城田・花總・成河・京本*1古川版と芳雄・花總・山崎・古川版)を視聴してしまった(城田版は端折った部分あり)。
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そもそも私は、1998年宝塚宙組公演(姿月あさと・花總まり)と、2004年東宝梅田コマ劇場公演(一路真輝・山口祐一郎)を観劇している。ちゃんとしたミュージカル(地元で子供がやるのとかは観たことあるよ!)を観たのはこの2つのみですので、なんとなく覚えています。

そして、2016年版を観て声に出して「ああーーーッ!!!!」と心底驚いたのは、トートとルドルフのキスシーンッ! なんとしたことかッ! しかも最初に観たのが芳雄&古川の同じ身長チューwww
なんだなんだいつからチューするようになったんだ*2、お母さんは許しませんからねッ?
そしてその後城田&京本大我*1古川を観たけど、長くないか?っつーくらいのチューだった・・・。

これってこれって・・・。完全にサービス演出ですよねぇ。。。。。。。

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さて。内容の考察です。内容に関しては、史実の問題か元のミュージカル(ウィーン)の問題かもしれませんので、あくまで表面だけ視聴した者の意見として流していただければ幸いです<(_ _)>

①エリザベートに感情移入しづらい問題
 最初の方はいいですよ、無邪気でおてんばなシシィがすぐ旅に出かけるパパに憧れていて、鳥かごのような王室に嫁ぎ心折れかけるけど息子を取り戻し『自分(自我?)』を得る、という所までは。
 せっかく皇太后から取り戻した皇太子ルドルフを、その後ほったらかしにしちゃうんですよ。しかもその放浪行動も全然感情移入できない(ただ帰りたくなくて時間をつぶしているサラリーマンの様)。
 若い時に映画『風と共に去りぬ』を観た時に、同じように感情移入できなかった。妹の婚約者を奪って結婚し資産を得たり、強引と思われる行動で南北戦争の戦火を生き抜いていくんだけど、手段を選ばないやり方に共感できなかった。が、もうちょっと歳を取ったら、戦争時に生き抜くということはああいうことなんだと理解ができた。がしかし、エリザベートは死ぬか生きるかという環境ではない(戦時中ではないという意味でね。生死の間を行き来するっつーのはこの話の核ですけどね)。愛しい息子をほったらかしにしてまでの放浪の理由が描き切れていない?? 『自分』のことしか考えていない風にしか見えないです。。。

②ルキーニが出ずっぱりで大変な役問題
 ある意味ルキーニが主役ですよね? ミス・サイゴンでいう所のエンジニアですよね?(観たことないのに決めつける) まあちょっと無理があるかw しかし出ずっぱりで大変というのは本当で、休憩がほとんどできないよね? 多分トートはお茶とか裏で飲んでるよ。 ロバートのコント『1800万回公演の忍者』ばりに、パッと出てお客のハートを鷲掴みにしてるトートを苦々しく思ってるよ?
なーんてのは妄想だけど、今回見直したらトートもなかなか神出鬼没。医者に扮したトートはちょっと堪えるのに苦労したw
ルキーニに戻るけど、育三郎ちゃんや成河ちゃんお疲れ様。長年ルキーニだった高島兄(これは私も観劇してますぞ?)に改めて敬意。 



③それでも日本国御婦人のハートをワクワクさせる要素がてんこ盛り問題
 少々批判的なことも書きましたが、そんなことは関係なくこのミュージカルが20年も人気を持続しているのかを考察してみますと。まず日本では圧倒的にご婦人の観劇が多いんですよね、ミュージカルって。ご婦人っていうのは、素晴らしいドレス(広がってれば広がっているほど良し)と素晴らしいイケメンと上品と豪華と悲劇が大好き。そしてこの作品の決定打はダーク・ヒーロー(=トート)がいるということ。お嬢様は悪い人に惹かれるっていうのは世の常です。 よって日本のご婦人心をがっしり掴んで離さない作品となっているのです。 皇太子ルドルフ役は将来を期待される若きイケメンで、ルドルフとトートがキスをするっていう*2演出もご婦人のため(笑) エリザベート役はとにかく美しい人でなければ許されないし、品がないと完全アウト。 花總さんは伝説のエリザベート(日本初演の宝塚版でエリザベート役)なので別格です。が、とにかく皇后役にふさわしい容姿を保たれてるのが素晴らしいですね。
この作品はウィーンで生まれましたが、史実を元にしていて王室の伝統を批判的に描いていることで王室のあるイギリスなどでは上演されないし、アメリカのブロードウェイでもウィーン発の作品はほとんど上演されないそうです(重苦しい伝統のものはウケないそうです)。 多分ウィーン以外でモンスターのような人気を博すのは日本が断トツと思われます。


*****

以上を踏まえると、2020年のエリザベートはさらに楽しめ・・・るはずだったんですが(育三郎ちゃんがトリプルキャストで初トート役)、コロナの影響で全公演中止となってしまいました。
劇場というのは(特に帝劇など大きい所は)3年先まで埋まっているそうなので、このキャストのエリザベートをそのまま来年に、というのは元々決まっていたのでなければ難しいのかもしれません。 しかし是非このメンバーでやって欲しいなぁ。 それと気になるのは今後のトート役です。小池先生(演出家のえらい先生。日本版エリザベートの生みの親)的には、城田トートがストライクだったのかなぁと。でも城田君は多分断ったんじゃないかと(推測)。 芳雄トートは興行的にももうしばらくいてもらうんだろうけど、古川トートを小池先生はどのように評価していらっしゃるのか。育三郎トートが成功したとしたら挿げ替える気なのか。。。? そのためのトリプルキャストだったのか、まさか芳雄がもう降りる準備をしているんじゃないよね? 山口トートばりに長くやって欲しいと個人的には思うんですが。・・・と、何十回も観劇している人みたいに考察してみました♪



※訂正
*1
言い訳だけど小さい画面で観ていたからてっきり京本君だと思い込んでたけど、もう一回画面を大きくして観てみたら古川君でした(;'∀') 城田君が大きいので(190㎝)古川君が小さく見えたんですよ(古川君182㎝)。

*2念のため調べてみたら、なんとキスシーンは最初からあったそうじゃないですか! 全く全然覚えとらんでしたわ。。。(多分知らない男たちのキスシーンを客席から見ていてもそう驚かなかったのでしょう。もしかしたらキスってわかってなかったのかも?)





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芳雄2

『ミュージカル界のプリンス』と呼ばれて約20年。
風貌は全く変わっていない、とは言わないが(笑)10年前とあまり変わらないのは確か。
まず育ちがいいね。普通の家庭(親が音楽家、とかいうのではなく)と本人は言うが父上は大学教授。
きちんとした両親に愛されて育った感がにじみ出る^^

ここ数日でミヤネ屋の密着、情熱大陸の密着、他バラエティ番組での芳雄解剖(?)番組動画を見まくった感想として、本当に裏表がないミュージカルオタク(笑)
天性の歌声と恵まれた風貌を持っているが、それはたまたまだよねといったスタンスで、ビジネス毒舌も全く嫌味がない。
プリンスのオーラというのは(実際拝見したことないので推察だが)普段はあまり出ていないように感じる。普段もプンプンプリンス感が匂っていそうなのはダントツで城田優だよね~。彼は高身長イケメンハーフという武器&人気芸能人でもあるので、どんな表情でも服装でもオーラがハンパない(はず)。 しかし芳雄様は衣装を着て舞台に上がれば、または一言歌うだけで、ハッとする声を発し(多分女性だけでなく男性が聞いてもそうだと思う)聞けば聞くほどプリンスに思えてくるから不思議だ。

ミヤネ屋でミッツも言っていたが、芳雄の声は何かを刺激する(お昼の番組では言えないそうだw)し、歌唱する姿をずっと見ていると、なんてこの人はいつもいつも一生懸命に歌うんだろう、とても誠実さが伝わってくる歌い方。元気をもらえる歌い方。切れ長の奥二重がまたくすぐるし、身長が高いのもいいオマケが出てきたみたいで素晴らしい!(でもほとんどのミュージカルスターは高身長ですね!) そしてこれが肝心だが、音程を外さないッ! 不安定な箇所がどこにもない、一回も危ないと思ったことがない。 声のことをまた言うが、しゃべる声は案外鼻にかかっていて案外低めだが歌う声は高め、しかし低音も大丈夫。特徴ある声だが、ハモる相手の邪魔はせず融合していく。

芳雄様にとって歌は演技と融合している。歌はセリフ、セリフは歌。ミュージカルにとってこれはいいね。唐突に歌われると、え?と思ってしまう私(&タモリ)。
ただ、芳雄様が苦悩したのは蜷川幸雄演出の『ハムレット』2003年(ストレートプレイ)。サワコの朝で本人が語ってましたが、何も指示なく稽古が始まり、一言セリフを発すると「違う、やり直し」を延々と繰り返され「歌うようにセリフを言うんじゃねえ、このミュージカルバカが」と(笑)。 人間としての裏とか襞とかどす黒さがないと指摘され「ミルクティみたいな顔しやがって」と言われたそうで。 さすが蜷川先生、素晴らしい表現をされますよね。芳雄様はまだ20代前半で育ちがいいのもあって、裏表のない性格を「ミルクティ」と表現するなんて💛 ここで芳雄様は大きな挫折を味わったそうです。でも結果降ろされることなく演じたのですからね。 また主演は若干21歳の藤原竜也、共演に小栗旬という顔ぶれ。特に藤原竜也は小栗旬をもってしても「天才」と言わしめる逸材で、蜷川先生だけでなく同年代の演技の才能にも挫折感を味わったのでしょう。 結果として演技力も鍛えられたということで今の芳雄様がいるんですから、有難う蜷川先生。


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あまりに暇なので、井上芳雄様の動画を検索しては視聴している。
2019年はエリザベート出演もあってか、色々な番組でゲストとして出演していたにも関わらず、なんせ目覚めたのはコロナ渦なので全然見ていなかった。YouTubeでは番組丸ごとのアップはもちろんほぼなく、よくわからない中国と思われる動画サイトで危険を承知で(?)ミヤネ屋やBS-TBSの斎藤さんのプリンスロードなどを視聴してニヤついている。

で、そもそも今現在、ミュージカル界でどの演目が最重要なのか(テレビで言うと、やっぱりNHK大河ドラマの主演をやるというのはステイタスじゃないですか、そういう感じの事)、俳優のランク付けはできないとは思うが大体のランク(笑)は知りたいなーと思い検索してみるのだが、人気俳優ランキングはあっても実力(?)ランキングはないし、今の所ファンのブログなどでもそういうことを語っているのは見当たらない。

ので、のめり込み歴1か月(しかも観劇はほとんどしたことない)での知識と調べでそういうことを語っていこうと思う。

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まずは、日本のミュージカルの演目の歴史といいますか。まず劇団四季と宝塚歌劇団はそこに所属していないと基本的に出られないので詳しいことは除こうと思います。(あ、ジャニーズも除く。ミュージカルを頑張っているジャニーズもいるが、また特殊なのでね)

世界四大ミュージカルと言われるのは、『レ・ミゼラブル』『オペラ座の怪人』『キャッツ』『ミス・サイゴン』

『レ・ミゼラブル』(レミゼ)は1980年パリで初演されたが、現在の形は1985年ロンドン公演からのものだそうだ。日本では1987年が初演、アメリカに次ぐ世界3か国目の上演、非英語圏で初となり、現在も不定期ながら東宝で上演が続けられている人気作品。日本では珍しいと思われる、毎回全キャストがオーディションで選ばれるそうだ。

『オペラ座の怪人』『キャッツ』は劇団四季による上演。特にキャッツは日本初の専用劇場でのロングラン公演を未だに継続中。 余談ですが、芳雄様は小学校の時にキャッツを観てミュージカル俳優を目指したのだそうです。結局劇団四季に入ることなく東京芸大時代にデビューしてあっという間に売れっ子に。

『ミス・サイゴン』はレミゼの脚本家が作った1989年初演の、ベトナム戦争時の恋を描いた作品。日本ではやはり東宝が制作権を所有していて1992年帝国劇場で初演された。当時の芸能ニュースをうっすら覚えているのだが、主役のエンジニア役はWキャストだったが、大元の制作陣(外国人)が市村さんしか認めなかったためしばらくシングルキャストで上演されたという、市村伝説が残る作品だ。なんと市村さんは2020年公演もエンジニア役で(71歳!)出演予定だったが、コロナで中止となった。残念。


その他として
『ライオン・キング』(個人的に一番観てみたい演目)は劇団四季ですね。四季が制作権を所有しているものは多く、ウエストサイド物語、コーラスライン、サウンド・オブ・ミュージック、マンマ・ミーア!、ウィキッド、多くのディズニー・ミュージカルがあります。

一方、
東宝は四季のようにキャストを雇っているという形ではなく、公演ごとにキャスティングする方式です。東宝制作でも大作は帝国劇場で上演するので帝劇は【ミュージカルの聖地】と呼ばれているそうです。日本で特に人気なのが我らが井上芳雄様が長年出演している『エリザベート』ですね。その他モーツァルト!、RENT、ダンス・オブ・ヴァンパイアなど多数あります。

また
2.5次元ミュージカルの台頭が近年目覚ましく、代表的なのが『テニスの王子様』(テニミュ)。マンガを原作としたものが主で、イケメン俳優が多数出演しています。ここの出身者が実力をつけて大作に進出してきています。


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